前歯に青ネギ


会社帰りに乗換駅の駅ビルで一人定食の夕飯をすませ、9時頃ホームで電車待ち。12月の金曜夜なのでそこそこ人がいます。

ふと気づくと、スマホをいじっている若い女によっぱらいのおっさんがなんか絡んでいる様子。そう深刻でもなさそうながら、このままいくとなんかやばそうだなぁと思い「いやがってるじゃないですか」とちょっと割って入りました。

なに!みたいな感じで険悪になりつつも、別に自分もけんかしたいわけではないので、へらへら対応しているうちに電車が来て、女性は違う車両にのり、自分も適当に離れ、事なきを得ました。

それでも電車にのったあと結構ドキドキして、こんなんでドキドキしちゃってしょうもないなぁ、なんて思いながら帰宅。ま、このことは奥さんに話すのはやめとこ、なんて思いながらテレビの前に一緒にすわったら「なにそれ、前歯になんか付いてる、ダサー」と言われてしまいました。

そういえば会社を出るときスタッフに「森さん、前歯に海苔みたいのついてますよ!」って言われたよなぁ。せっかく言ってくれたのにそのまま会社を出てしまったんですよね。多分、昼に食べた「ごまネギうどん」のネギが正体です。

で、思います。まてよ、そういえばあの酔っぱらい、一瞬ファイティングポーズを見せながら、俺の顔見てなんか急に戦意喪失した感じがあったけど、それってこの前歯の青ネギのせい?

それにあの若い女、絶対友達に言うな。「きのうさぁ、駅で酔っぱらいに絡まれたとき、助けてくれておじさんがいたんだけど、なんか前歯に青ネギみたいのがついててさぁ、悪いなとはおもったけど、笑いこらえるのに必死だった、きゃははは」って。

確かに、彼女がありがとうございますって言って一瞬目があった時、なんか「にやり」としたような気がして、へんだなぁと思ったんですよね。

・・・・・・・・・・。ついさっきのホームでのできごとの持つ意味と、自分のポジショニングがガラガラと転換しはじめます。酔っぱらいに絡まれた若い女を助けた、ちょっといいコトした大人、が歯に青ネギつけた変なおじさん、で、かえってこの人危ない、みたいな。

今後は食後には必ず口をゆすごう、それから教えてもらったことは大事にしよう。そう誓いました。

 

 

 

 

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